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表彰法人の紹介

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2023/03/31

株式会社ジェイテクトギヤシステム

  • 500~1000人
  • 製造業/その他

保健師が従業員一人ひとりに寄り添い、健康経営を推進

ジェイテクトギヤシステムは、自動車国産化の黎明期(れいめいき)、昭和33年(1958年)に創業した歯車の総合メーカーです。国内唯一のハイポイド歯切り盤メーカーでもある弊社は、長年培ってきたコア技術をもとに工程・設備計画から設計・開発・生産まで一貫体制で行っています。
弊社にとって従業員とご家族の健康が最も大切であると考え、2016年より健康経営の取組をスタートしました。2019年から5年連続「健康経営優良法人」に、2019・2020・2022・2023年には「ホワイト500」に認定され、社員一人ひとりがいきいきと働ける風通しの良い職場を目指し、経営層・従業員が一丸となって健康推進活動に取り組んでいます。

食生活の改善・コミュニケーションの促進・仕事の活力につながるこだわりの社員食堂

食生活の改善・コミュニケーションの促進・仕事の活力につながるこだわりの社員食堂
健康経営のさまざまな取組の中で、従業員に最も喜ばれているのが社員食堂の充実です。以前は仕出し弁当を食べていましたが、冬は冷たく、夏場は食欲が湧きにくいといった声がありました。そこで、工場それぞれに現地調理にこだわった社員食堂を設置し、全メニューにカロリーや塩分量・摂取できる野菜の量を表示しました。コロナ禍では黙食・ソーシャルディスタンスの確保・分散など感染予防対策を行いつつも、食堂運営委託業者と連携し、食事の質と楽しみを追求しました。7種類ある定食のうち2つをカロリー・塩分等に配慮した「ヘルシー定食」とし、連日売り切れるほどの人気メニューとなっています。その他の定食や麺類を選択した場合は自由に小鉢を選べるスタイルにしていますが、小鉢に野菜料理を増やしたところ、2022年度の揚げ物の売上が2019年度に比べて7割ほど減りました。ヘルシーな献立を自ら選択できる人が増えたのは、食育と環境整備の成果と考えられます。会社の創立記念日には会社が一部負担してステーキを提供するなど、楽しく食堂を利用できる仕掛けも用意しました。会話をしながら温かくおいしいものを食べることは、仕事の活力にも直結します。従業員のみならず派遣社員にも利用者は多く、食堂運営の参考としてグループ会社が視察に来ることもあります。

従業員に寄り添い、きめ細かくフォローする社内保健師

従業員に寄り添い、きめ細かくフォローする社内保健師
2016年度から保健師の社員化・常駐化を図り、保健予防活動を展開しています。3人の保健師が毎日工場・事務所を巡回、従業員に声を掛け健康状態を確認、夏場の暑い時期には経口補水液や塩飴の補充など熱中症対策も並行して行っています。また、定期健康診断のデータに基づいて受診勧奨を行い、受診終了者全員と面談して状況を確認し、特定保健指導も対象者全員に実施しています。お互いの顔がわかるため、対象者の生活に合った指導ができるのが社内保健師の大きなメリットです。
健康管理室を各工場に整備、ドアを開放し、誰でも気軽に相談できる場として活用しています。困った時・悩んだ時の拠り所として、従業員のメンタルヘルスケアに寄与したいと考えています。
また、社内ポータルサイトに保健師専用のページをつくり、その時々に合った健康情報を発信しています。その話題からまた健康相談に訪れる従業員もいます。保健師との信頼関係が、従業員の健康維持と安心して働ける職場づくりにつながっています。

「会社周辺ウォーキング」を社内ポータルサイトに展開、運動機会の促進を図る

「会社周辺ウォーキング」を社内ポータルサイトに展開、運動機会の促進を図る
毎年9~11月の3か月間、トヨタ関連部品健康保険組合主催の秋の健康づくりキャンペーン「ヘルスマ♡チャレンジ」に全社を挙げて参加し、食事・運動・歯のケアの中から参加者が各々目標を立て、達成に向けて取り組んでいます。手軽にできる運動として「会社周りのウォーキングコース」を社内ポータルサイトに展開したところ、昼食後に従業員同士が連れだって歩く姿が多く見られました。チャレンジ期間終了後そのまま継続している人もあり、運動の習慣化とコミュニケーションの場として役立っています。
「昼休みのウォーキング勧奨」以外にも「始業前のラジオ体操」「再雇用者の転倒リスクチェック」「部活動奨励制度」などが評価され、スポーツ庁「スポーツエールカンパニー2023」に認定されました。

「長い目で見る」ことが健康経営のポイント

「長い目で見る」ことが健康経営のポイント
健康経営に取り組むにあたって大切にしているのは「長い目で見る」ことです。40代がボリュームゾーンという平均年齢の高い弊社は、健康上の問題が出やすい年代の従業員も多く、成果を数字で表すのは簡単なことではありません。それでも保健師が話を聞いてみると、自発的に運動したり、食生活を改善したりと一人ひとりが努力していることがわかり、健康経営に取り組む前後の意識の違いを感じ取ることができます。数字は大切ですが、数字の背景にある個々人の努力や事情に思いを巡らせ、理解することも大事です。健康のことは、現状で困っていない人を説得しても響きません。押し付けではなく一人ひとりの頑張りや努力を認め、励まし、継続を促すこと、些細なことでも相談しやすい関係を築くことが、従業員の健康維持や重症化予防、働きやすさにつながると考えます。まずは現状維持から始め、全員で少しずつ上を目指したいと思います。
ジェイテクトギヤシステムはこれからも‘企業活動の主役は「人」であり、その基盤は安全と健康である‘をモットーに健康管理・健康づくりを通じて生産性の向上と組織活性化を図り、従業員とともに更なる発展を目指してまいります。

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  • 31~100人
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