株式会社福利厚生倶楽部中部
カブシキガイシャフクリコウセイクラブチュウブ
- 31~100人
- 医療法人/サービス業
| 所在地 | 〒456-0003 愛知県名古屋市熱田区波寄町25-1名鉄金山第一ビル |
|---|---|
| URL | https://www.fukuri-chubu.net/ |
| 社員数 | 36名 |
| 業種 | 医療法人/サービス業 |
- 業務内容
- 福利厚生アウトソーシングサービス最大手の「福利厚生倶楽部」を運営する株式会社リロクラブと名古屋鉄道株式会社が出資して設立した、福利厚生の代行会社です。
福利厚生に関するお悩みを持つ中部圏の企業様に対して、従来の制度の問題点を解決する新しい福利厚生制度の確立をお手伝いしています。
健康経営に関する
自社のセールスポイント

“働く人たちの、明日の活力と幸せを支援し続ける。”ために、まずは自分たちが実践する。
を健康経営の推進方針としています。
【具体的な推進方針】
1.社員一人ひとりが健康を意識し、継続的に健康づくりに励める意識を醸成します
2.働きやすい環境を整備し、誰もが安心して長く働ける企業体制を確立します
3.心の幸せを大切にし、一人ひとりが自分らしさを発揮できる職場を目指します
4.自社で実施した健康経営の施策を社内外に発信し、健康経営の価値を広めます
2021年度より5年連続で健康経営優良法人(中小規模法人部門) 認定取得
経済産業省 中小規模法人部門 取り組み事例集(健康経営優良法人2024)掲載
健康経営優良法人2025(中小規模法人部門(ネクストブライト1000))取得
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取組状況について
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2023年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ①カフェテリア制度を活用した費用補助
人間ドック、がん検診の受診、再検査を促進するため「カフェテリアプラン制度」を活用し、これらの健康支援メニューを選択した場合にはポイント数を1.5倍にして還元し、上限30,000円を補助する施策を実施しています。
②インセンティブを活用した奨励
2019年度から再検査受診者には、インセンティブポイントを付与する取り組みを行っています。
2025年度からはがん検診受診を促すため、がん検診受診報告者に対してもインセンティブの付与を開始しました。
③健康管理休暇の付与
1年度に1日有給で全社員に付与する特別休暇で、がん検診や再検査等に行く際に利用できる休暇です。健康でいることは仕事のパフォーマンスや生活の充実に直結するため、社員が自身の健康を守る時間を確保できるよう健康管理休暇を設けました。
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- 取組に対する成果
- 「健康診断と一緒にオプション検診を受診した。」
「ポイント率をあげて補助してくれるので再検査に行こうかなと思った。」
「がん検診で再検査となり、何度か検査をすることになったが、健康管理休暇が時間単位で使えたので大変助かった。」等、
社員が自主的に受診をするきっかけとなっています。
早期発見・早期治療に繋げ、重症化を防いでいけるよう、健康管理を促進しています。
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- 工夫したところ
- 費用と時間の両軸で進めています。
①費用の補助
カフェテリア制度を活用して人間ドック、がん検診の受診、再検査を補助することによって、自身で受診内容を選択できる幅を持たせることが出来るため、一人一人のニーズにあった補助をする事が出来るように工夫しました。
会社を通さずに予約まで完了できるため、プライバシーにも配慮しています。
②時間の補助
2024年度に実施したアンケートでは、健康診断で要再検査となった社員の30%が再検査にいっておらず、以前から声があがっていた、「再検査に行く時間が取れない。」との声を反映し、2025年度から健康管理休暇を制定しました。1年度に1日有給で付与をし、1時間単位で使えるようにすることで、利用しやすい制度としています。
食生活の改善
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- 期間
- 2025年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 社員の健康づくりをサポートするため置き型社食を導入しました。職場で手軽に栄養バランスの取れた食事や軽食を利用できる環境を整えることで、朝食欠食の防止や昼食の偏りの改善に役立つと期待しています。
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- 取組に対する成果
- 多くの社員が継続的に利用し、朝食におにぎりなどを食べたり、昼食時にはバランスよく野菜のおかずを追加するようにするなどの行動変化がありました。
「これが美味しかったよ!」など、コミュニケーションの一環にもなっています。
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- 工夫したところ
- 約24%の人が朝食欠食の傾向があります。(2025年4月実施社内アンケートより)
「朝食について、あなたにあてはまるものを選んでください」との設問に対し、19%の人は「食べたいと思っているが準備が面倒、忙しくて食べていない」
5%の人が「朝食を抜くことは良くないとわかっているが習慣を変えられない」回答しました。
健康イベントを実施し、一時的に意識が高まっても継続が難しいことが課題となっていました。
そのため、社内で手軽かつ継続的に利用できる仕組みとして、冷凍の置き型社食を導入することにしました。導入にあたっては、健康経営プロジェクトチームに参加している社員の意見を取り入れながら業者を選定し、よりニーズに合った形で実現できるようにしました。
運動機会の促進
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- 期間
- 2022年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ①割引サービス・カフェテリア制度を活用した費用補助
スポーツジムの割引サービスを多く提供しており、ジム通いを継続する社員もいます。さらに、カフェテリアプランを活用してスポーツジムの会費や自宅で運動するための機器の費用補助も行うことで、日常的な運動習慣の第一歩をサポートしています。
②インセンティブを活用した月平均歩数達成の奨励
月平均歩数7,000歩達成者にインセンティブポイントを付与する取り組みを行っています。
③年2回の健康イベントの実施
定期的に健康イベントを開催しています。
2025年度は、運動機能チェックに挑戦し、握力や片足立ち時間などの測定で「身体年齢」を算出するサービスや、AIを使った姿勢分析を体験しました。
④運動推奨タイムの実施
座りっぱなしの時間を長くせず、少しでも体を動かすことの大切さを意識するため、毎日15時を「運動推奨タイム」としています。
⑤昇降デスクを設置しています。
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- 取組に対する成果
- カフェテリアプランを活用してジム通いを継続する人や、マラソン大会に挑戦される方など各々の生活の中に運動を取り入れるきっかけとなっています。
また、年に2回の健康イベント時には、チーム戦にすることで社員の平均歩数は普段に比べて大幅に伸び、イベント期間には平均歩数が10,000歩を超える人も毎回出ています。
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- 工夫したところ
- 社員一人ひとりが健康を意識し、継続的に健康づくりに励める意識を醸成できる機会を作ることを意識して取り組みを実施しています。
挑戦してみようかなという気持ちを後押ししたり、気づきを得ることで自主的に運動に取り組む社内風土を作るようにしています。
健康イベント時には多く歩いた人だけでなく、前回の健康イベントの時よりも平均歩数がどれだけ上昇したかの上昇率も表彰することで、全員が楽しみながら歩く習慣を意識できるようにしています。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2023年02月~現在継続中
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- 取組内容
- メンタル、フィジカル、エンゲージメント3方向から定期的に社員向けサーベイを実施しています。
各自のストレス値を一定の集団ごとに集計・分析(組織診断)することで、職場環境の改善を検討し、働きやすい職場づくりを目指しています。
労働安全衛生法に定められたストレスチェックだけでなく、エンゲージメントや組織課題の可視化を行い、組織改善につなげています。
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- 取組に対する成果
- メンタルヘルス登録相談機関と提携し、分析結果のフィードバックを受けることで集団ごとのリスク要因を把握することができました。
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- 工夫したところ
- 年に2回、簡易的なストレスチェックを実施し、リアルタイムで不調が出ていないか状態を把握しています。
年に1回、ストレスチェックに加えエンゲージメントなども測定し、より深い要因検討をしています。
また、同時に健康意識調査等の社員アンケートを実施し、社員の声、ニーズの収集をし次年度の計画に活かしています。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2021年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 2021年に「健康経営プロジェクトチーム」を発足し、様々な施策を実施してきましたが、2025年に改めて、健康経営戦略マップを作成しました。
【健康経営4つの目標】
1.社員一人ひとりが健康を意識し、継続的に健康づくりに励める意識を醸成します
2.働きやすい環境を整備し、誰もが安心して長く働ける企業体制を確立します
3.心の幸せを大切にし、一人ひとりが自分らしさを発揮できる職場を目指します
4.自社で実施した健康経営の施策を社内外に発信し、健康経営の価値を広めます
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- 取組に対する成果
- 【目標達成の指標】
KGI(重要目標達成指標)
総合ラフールネス:偏差値56以上の維持
達成目標年度
2035年度 (2035年度のディープサーベイにおける総合ラフールネスを偏差値56以上とする。)
数値目標の設定に至った背景・根拠
当社は、社員が心身ともに健康で活力を持って働ける職場づくりを目指しています。
総合ラフールネスは、社員の幸福度や健康状態を偏差値で示す指標であり、メンタルサーベイで年に1回定期的に測定しています。
数値が高いほど、社員の多くが幸福で肉体的、精神的、社会的に満たされイキイキと働けているウェルビーイングな状態であると考えられます。
偏差値56点以上を目標とした根拠
総合ラフールネスの偏差値は、全国のラフールサーベイ導入企業の全受検者データを基に算出されます。
2025年度時点で、当社の総合ラフールネスは偏差値56以上を維持しています。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2025年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 健康診断の結果を踏まえ、特に健康の保持に努める必要があると認められる従業員を中心に外部の保健師による保健指導・健康相談会を実施し、個々の状況に応じたアドバイスや支援を行うことで、より実効性の高い健康管理をサポートしています。こうした取り組みを通じて、従業員一人ひとりが無理なく健康を維持できる環境を整え、安心して働き続けられる職場づくりを目指しています。
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- 取組に対する成果
- 参加者からは、
「健康診断で異常値が出ている項目の意味がよくわかった」
「改善に向けて、どんな食事や運動に気をつければ良いのか具体的にアドバイスをもらえた」
「再検査に行くきっかけになった」といった声が多く寄せられました。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2022年02月~現在継続中
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- 取組内容
- 毎年、健康に関するセミナーを社内で開催しています。
2021年度 健康診断結果の見方講座
2022年度 メンタルヘルス~ストレス対処法~
2023年度 眠りについて考えよう 快眠セミナー
2024年度 健診結果向上・健康寿命を延ばすためにできること~賢く野菜を摂る~
2025年度 運動教室 その数値、未来からの警告かも?!
~今日から始める、仕事と人生のパフォーマンス向上術~
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- 取組に対する成果
- 外部講師のわかりやすい説明と、実践してみる機会を設けることで社員の健康への意識および知識が向上しました。
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- 工夫したところ
- 受講後、希望する研修テーマや健康課題についてアンケートを取り社員の声を反映させ、次回以降の教育に活かしています。
2025年度に実施した運動セミナーでは、健康イベントで実施した身体年齢測定の結果をもとに、
身体年齢指標とは?
その「握力」「片足立ち」の数値、実は…
国が推奨する健康づくり「+10(プラステン)」
たった10分の習慣が、最高の未来をつくる
未来からの「警告」を活かすために
といったテーマでお話しいただきました。
「座りっぱなしをやめて+10に取り組もう」「日々の生活に隠れている“あと10分”の活動が、生活習慣病のリスクを遠ざけ、仕事のパフォーマンス向上につながる」というメッセージを分かりやすく学ぶことができました。
セミナーの後には、オフィスでも簡単にできるストレッチや、脳トレにもつながる軽い運動を体験しました。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2022年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ①柔軟な働き方の制度を整える
社員が仕事と家庭・治療を両立しやすいよう、時差出社制度や在宅勤務制度、子の看護等休暇、介護休暇の一部有給化など、柔軟な働き方を支援する制度を整えています。
②割引サービス・カフェテリア制度を活用した費用補助
育児用品や介護用品の割引サービスを利用できるほか、カフェテリアプランでは保育園代や介護福祉施設利用料、医療費などの補助も行っています。
③情報発信・相談体制
妊娠期から育児休業、育児と仕事の両立に関する案内や、サポートBOOKを用意し、必要な情報を社内で発信しています。
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- 取組に対する成果
- 時差出社制度や在宅勤務制度は全社員が利用でき、時差出社は7時30分~10時30分の間で30分単位で日ごとに出社時間を選択可能です。
また、子の看護等休暇は5日分まで有給とすることで、男性社員も共働き家庭を中心に活用しています。
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- 工夫したところ
- 社員が育児や介護に直面する前から情報を収集できるようにすることで、安心して仕事と家庭を両立できるよう支援しています。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- オンライン上で贈り合えるサンクスカードを活用して、社員間の「感謝や祝福のコミュニケーション」を促進しています。
なかなか面と向かっては恥ずかしくて伝えづらいことも、カードを介すことで気軽に伝えることができ、コミュニケーションの促進に役立てています。
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- 取組に対する成果
- 手軽に送りあえるので、業務の中のちょっとしたタイミングで感謝や祝福のコミュニケーションが活性化し、チームワークの強化につながっています。
また、自分の部署だけでなく、部署をまたいだコミュニケーションが気軽に取れるので、会社全体が活性化しています。
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- 工夫したところ
- 「ありがとう」「おめでとう」などカードのパターンを複数用意し、さまざまな機会でカードを贈り合えるような形で運用しています。
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2025年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ①体制の整備
基本方針として「従業員が治療を受けながらも能力を最大限発揮できるよう」
取り組んでいます。
社内に両立支援コーディネーターを配置し、相談体制や健康情報の取扱いルールも整備しています。
②健康管理休暇の付与
1年度に1日有給で全社員に付与する特別休暇です。
私傷病に伴う通院、不妊治療に伴う通院、月経困難症等に伴う通院、更年期障害に伴う通院などの際にも利用できる休暇制度を設けています。
保健指導の実施
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- 期間
- 2025年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 2025年10月より、健康診断の結果を踏まえ、特に健康の保持に努める必要があると認められる従業員を中心に外部の保健師による保健指導・健康相談会を実施し、個々の状況に応じたアドバイスや支援を行うことで、より実効性の高い健康管理をサポートを開始しました。
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- 取組に対する成果
- 参加者からは、
「健康診断で異常値が出ている項目の意味がよくわかった」
「改善に向けて、どんな食事や運動に気をつければ良いのか具体的にアドバイスをもらえた」
「再検査に行くきっかけになった」といった声が多く寄せられました。
禁煙対策
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- 期間
- 2025年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 当社ではこれまでも、禁煙達成者へのインセンティブ制度や、カフェテリアプランを活用した禁煙外来治療費の補助を行ってきました。
2025年度からはさらに、非喫煙者にインセンティブを付与する新制度を導入しました。
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- 工夫したところ
- 「吸わない選択」にポジティブなメリットを設けることで、禁煙に挑戦する社員の後押しや、喫煙しないライフスタイルの定着を目指しています。
導入したばかりの取り組みですが、今後、禁煙推進と健康意識向上につながっていくことを期待しています。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2022年08月~現在継続中
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- 取組内容
- 毎週水曜日をノー残業デーに設定しています。
毎月残業時間の推移を部署ごとに集計し、管理職の会議で共有し、連続して一定の人に残業が集中している状態が起きないよう、未然に防止しています。
また、PCログを活用して各部署の稼働状況を確認し、偏りの解消や作業効率の向上に取り組んでいます。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- ①外部相談窓口を用意し、周知しています。
(健康相談ダイヤル・ファミリー・ケア・ネットワーク(WEB健康相談)・メンタルヘルス相談ダイヤル・育児相談ダイヤル・介護相談ダイヤルなど)
②外部のメンタルヘルス相談機関と提携し、専門家による相談・関与を受けられる体制を構築しています。リワークプログラムの案内等にも対応できる体制を整えています。
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2024年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 健康経営の意義を理解してこそ、推進施策が効果的に機能し、組織としての成果につながります。
そのため当社では、社員への周知や教育を通じて理解を深める取り組みを行っています。
①健康経営アドバイザー資格取得・更新費用補助
社員が健康経営に関する専門的な知識を体系的に学べるよう、健康経営アドバイザー資格等の取得や更新にかかる費用を補助しています。
これにより、社員一人ひとりが健康経営の意義や推進方針を正しく理解し、自らの業務や施策に活かせる環境を整えています。
②健康経営エキスパートアドバイザーによる研修
健康経営の専門家であるエキスパートアドバイザーを講師に招き、社員向けの研修を実施しています。研修では、健康経営の基本知識や最新動向、
当社の推進方針を踏まえた具体的な取り組み事例などを学ぶことで、社員の理解を深め、実務への応用力を高めています。
③自社の取り組みをHPで発信
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- 取組に対する成果
- 当社の健康経営への取り組みが「健康経営優良法人2024-中小規模法人部門」の認定法人の中から、優れた取り組み・先進的な取り組みの事例として紹介されました。
https://kenko-keiei.jp/report/4308/
健康経営への取り組みについて自社HPに掲載し、健康経営優良法人取得までのプロジェクトレポートや健康イベントの様子を掲載しています。
https://fkr.fukuri-chubu.net/kenko-keiei


